「Go!天竺!…別にインドに呼ばれたとかじゃないんですけど(笑)」
(2007年9月20日〜25日) インド旅行記。
9月23、24日。3日目夜〜4日目朝。
「ザ・ムガールというホテルに泊まります」
「ホテルのいろいろ」
…ということで、ここアグラでは「ザ・ムガール」というホテルに泊まります。これもわざわざアップグレードしました。あぁ懐が痛い。でもアップグレードして良かったかなと。ここは少し前までムガール・シェラトンと呼ばれていたところですね。元からのスターウッド系であるシェラトンに泊まるのは初めてですわん。今ではホテル業界もくっついたりが激しいのでもうかなり把握していません。シェラトン・ウェスティン・メリディアンはスターウッドで一まとめで正しいんでしたっけ?ともあれワクワク。 それとまたデジカメ設定をしくじっていますので、画像が荒いです。
お部屋。広めですね。ベッドも無駄に大きくってグッド。これが噂のヘブンリーベッドというやつですか。健やかな(笑)安眠を誘いそうな良い感じでした。床は大理石(?)でひんやり。インドって冬になったらそれなりに寒いらしいんですけど、冬はどうするんでしょ?
昨日みたいな宮殿ホテルも良いですが、こういうアメリカンタイプのも機能的で良いと思います。しかしランプが多いな(笑)
クーラーがガンガンに効いていてうれしい。
枕元にチョコレートがあったのですが、汗をかいていて恐ろしかったので食べませんでした(汗)。
ウェルカムフルーツはおりんごさんです。なんでリンゴが出てくるんだぁ…嫌いじゃないけど…
バスルーム。もうなんていうか、ある程度の高級ホテルの水周りはどこもあんまり変わらないかも。
アメニティですね。なんか世界中どこ行っても高級ホテルチェーンってどこも一緒な気がするんですよね。あ、だからチェーン店なのか。どこへ行ってもホテルでは安心? あと関係ないけど、スーパーとかコンビニとかもだいたいどの国も同じのような気がしてきて、ここ数年はチェックすらしていない。
エリヤ森の電子メールアドレスです
ブレた。敷地自体はすごく広いみたいなんですが、全然探検できなくて残念。プールにも行けなかったよう。
ロビーに立派なシャンデリアちゃんがいましたので。
全体図はこんな感じ。どうでもいいけど、高級(笑)ホテルということでドキドキしましたが、ロビーでいかにも「田舎から来ました」みたいな白人のおばちゃんのグループ(多分英か豪)がいて、少し気が楽になりました。…なるなよ…。だって…
…晩ごはんはホテルのレストランでビュッフェでした。高級ホテルなのでおいてある食べ物もおいしいです。ほくほく。いっぱいあって悩んじゃいますわ。ビールも頼んじゃおうっと。チキンカレーがあったので迷わずに盛りました。チキンも大きめでカレーもすごくおいしかった。チキンカレーおいしいねぇ。あ、アイスクリームが4種類もある。わーい。「バタースコッチ」以外のは全部食べちゃお〜っと。アイス3種類〜。おいしい〜ん♪って食べすぎだからそれ!あと恥ずかしかったので 料理の写真は撮れませんでした。だってー…
そんなことはさておき。食べ終わったら一旦チェックをします。なんと、ホテルのシステムがダウンしているとかでうまくチェックできないんだとか。わたしも「このディナーはインクルードで無料ですよね?」というのを確認したかったのね。んでわたしも酔っ払っていたせいもあるんですけど、「このディナーはdefinitely無料ですよね!」とか主張しちゃったりして…。なんでそんなに主張したかったんだ…(呆)。しかし今までの人生で「definitely」とか強い単語使ったのは初めてですよ…。ちなみに翌日のチェックアウト時に確認したらちゃんとOKでした。そらそうだ…。
あと部屋に体重計があったのですが、壊れていて量れませんでした。何回も試したのにな。しかしこのときに正確な体重が量れていれば…少しは帰国後のダイエットが楽だったのかもしれません。だって帰国後3キロ太っていたんだもん…。でもダイエットに成功しまして、4キロは減りましたわん!(強気) まぁあんだけインドで飲んだり食ったりしてたんなら3キロは太るよなぁ…。暑い国やけん、食べてないと倒れると思った とですぅ…というデブのおばはんのたわごとなどどうでもいい。
朝ごはん。これもビュッフェ。ブレちゃいましたけど、おいしかったです。なぜインドのパイナップルはおいしいんだろう…。真ん中あたりに写っているキノコのクリーム煮みたいなのがとてもおいしかったです。こういうのあんまり日本では食べられませんねぇ。…自分で作れば良いのか。 しかし、もう結論だしますけど、どの国に行っても高級ホテルの朝ごはんはだいたいどこも同じだなぁと思います。おいしいですけどね。
昨晩はブレブレだったのですが、早朝に写すと爽やか…かな?
不況時代ケンタッキー州
「インドと環境問題と」
…さてアグラを出発してデリーへ向います。アグラをちょっと出ましたが、やっぱり車窓に映るのは…インドのカオス。いえ、カオスで良いんですけど。車に乗って数十分、10数キロというあたりでしょうか。なにやら車窓から工場が見えますがなー…。工場がちょっと好きなわたし としては、ガイドさんんに「あれは何の工場ですか?」と聞く訳ですよ。ガイドさん:「あァあれはrefineの工場です。石油をrefineしマす」ですって。石油精製所ですね。
タージマハルからあんまり離れていないのに、石油精製所を作っちゃうインド人の心意気!
…ということで、この石油精製所のせいで「純白のタージマハルが煤で汚れちゃうカモ?」という意見もあるそーなので、純白のタージマハルを見たい人はなるべくお早めに見に行った方が良いと思います。
なんか勢い「インドでは石油が取れるんですか?」とか聞いたような気もする。なんだったかな。石油も取れるけど、輸入もしているとかそんな感じでしたかねぇ。しかしこのガイドさんも大変だな。ところでエコっぽい(笑)ことも書きますが、なんつーか、インドはまだ「ecology」という英単語の概念があんまりないんだろうな 、というのが実感ですかねぇ。というか発展途上国ってだいたいそうかも。世界を旅してみて(苦笑)、あんまりエコとか…先進国(苦笑)の概念とかないですよねぇ、とかキレイゴトがあんまり言えない正直なわたしは思います。
だって色とりどりのゴミが街中に散らばっているんだもん。 どでもいいですけど、エコバッグ(笑)を使ったとて、大規模に環境破壊している人たちがいる限り、焼け石に水だと思います。それでもやらないよりはマシなんでしょうが。ライオンVSミジンコぐらいの戦いかな?
これは途中にあったお寺。写真ではそれほどでもないかもしれませんが、すごく大きくて立派でした。
現代のタージマハルか…。最近できたみたいです。
お寺のチケット売り場。welcomeらしいですよ。けっこう賑わってました。
「ドライブインみたいなところで休憩」
さて、アグラからジャイプールまでは例の如く遠いので休憩が入ります。ここは各種国籍の皆さんの観光客で混みあっていました。このおじさんは観光客向けの人なんだと思います。どこだか忘れましたが、子供とお爺ちゃんの軽業師も見ましたね。学校にちゃんと行っていれば良いのですが。…ともあれ、中のレストランに行く前にいったんお手洗い休憩。
あなたは日本語で父親をどのように言うんだ
ここのトイレは女の子のおトイレ当番ちゃんが人いて、こぎれいで良かったです。利用後にチップとして数十ルピーを渡さないとねと思って、財布をみたのですが一番 安いお札は100ルピー札しか持っておりませんでした。ので、おつりを貰おうとしたら、「ナイわよ!」みたいなジェスチャーをされて、100ルピーを渡すことに。女の子は手元にお札を持っていたけど、100ルピー札ぐらいしか持っていなかったので、「まぁイイかぁ」と。ちなみに100ルピーって300円ぐらいです。
レストランでチャイを飲みながらガイドさんと世間話。そういやさっきトイレでおつりを貰えなかったなぁとふと思って、「なんか、さっきトイレでチップをさ、100ルピー払っちゃいましたよ。まぁおつりがなかったみたいなんで、別に良いんですけどね…」、ガイドさん:「えっ?!」。…と本当に世間話のつもりでした。 ガイドさんが先にレストランを出ました。
…で、レストランを出たら、ガイドさん:「彼がお金を返すといっています」。はぁ?と思って見ると、トイレ当番の元締めと思われるお兄さんがニコニコしながらわたしに100ルピーを渡そうとしています。ふとトイレを見ると入り口でさっきの女の子が不安そうな切羽詰った顔をしてこちらを見ています。
いま、わたしがこのお金を受け取ったら、この女の子は後でにいさんに殴られるかもしれない…?
(相場よりもはるかに高いチップを彼女は不当に受け取ったことになるんですね)
というか、ガチで殴られると思います。ので、「いらないよ!別に100ルピーでわたしは全然構わないから!」と言ったのですが、どうしても返すという。ヤバいヤバい…。仕方ないので両方の面子を 保つことにして(?)おつりを返してもらうことにしましたが…。あの女の子、後で殴られてないならいいなぁ…。これ、文章で読むとそうでもないんですけど、現実にはちょっとした修羅場でしたよ…。女の子はちょっと軽はずみだったとは思うけど(いかにもアホそうなわたしからわずかなお金を取ろうとした件)、それで咎められるのは気の毒だと思ったんです。だってたった300円なのに。…いえ、たった300円…インドではある程度大金ではあると分かってはいますが…。頼みますから、こういう 、ややこしいことに巻き込まないでいただきたい…。
最後に「わたしは気にしていないので、彼女を責めないで欲しい」と言ったのですが、ちゃんと訳してくれただろうか…。
【追加】↑レストランを出た後にわたしがお釣りを渡していますが、チャイを頼んでお釣りとして小額紙幣をもらったので、おつりを出せたのです。
「レッドスネーク!カモン!」
…観光客向けなのかどうか判断できなかったのですが、所謂「ヘビつかいのおじさん」も何回か見ました。本当にいるんですね。どこで見たのかは忘れましたが、ヘビつかいのおじさんがちょっと席外しでいなくて、道端に笛と壷がちょこんと置かれていたのは、もの凄くインパクトがありました。あの壷の中にはひっそりとヘビが入っていたんだろうか…?いたんだろうな。本当に「当たり前の風景」としてそこにあって、すごくインパクトがあったのですが、文章で衝撃を伝えられません。びっくりした。
「クリケット大好き!インド人」
アグラ〜デリー間ではやたらとクリケットをやっている人たちを見ました。どれくらい見たかというと、空き地があったら全部クリケットしてます!ぐらいに。休みの日だったので、やっている人も多いらしい。
「ヨガとかマンゴーとか」
…ガイドさんとどうでもいい世間話もそこそこしました。とりあえずフィードバックしていただきたいということで、日本ではアホみたいにマンゴーブームなので、マンゴーを食べさせておけば喜ばれると思いますとか、ヨガもやや下火になってきた感じはありますが人気です、とか吹き込んでおきました。でもマンゴーはシーズンじゃないとあんまり流通していないそうです。でもマンゴーは生なのでダメな人は体調を崩す恐れがあるんですよね。
あと、初日にわたしは他の人たちを一緒に行動したくなかったので、急遽別のガイドさんとドラーバーさんを手配するように言った訳なんですが、ガイドさんはなんとデリーから90キロ離れた自宅から呼び出されたんだそうです。そりゃぁまぁ申し訳ないことをしましたよ。うわぁでもそれ離れすぎ。しかも20時か21時かにボスから連絡が来たんですよね。ごめん。…のでちょっとチップははずんだつもりなんですけど…
あとなんか話したかなぁ。家族の話とかしたな。なんでか兄がなにをやっているのか聞かれましたが、「普通に働いている」とか適当に答えておきました。それで納得してもらえたようです。あとはガイドさんがなんで日本語を勉強しているのかも聞いたかな。「日本語が一番難しいと思ったからです」という、分かるような、分からないような答えでした。別にわたしは「日本のマンガやアニメが好きだから…」と答えても、決して変だとは思わないのに…。なんつって。本当の理由は分かりませんが、外国人って意外とこういう理由の方、多いんじゃないかと思いますけど…。ともあれ、「これからインドへは日本企業がもっと進出することになると思いますので、日本語ができるというのは強いと思います」、とか言っておきまし� ��。
でもなんというか、インド駐在ってけっこう大変そうだな…とも思います。こんなすごい国を植民地にしてしまったエゲレスは鬼なのかもしれない…。(2008年1月14日)
次は「フマユーン廟とデリーのカオス」です。
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